精神回復の話
なんで最近精神的には回復してるのか。
なぜなら身近に反面教師というか、鏡のような存在がいるから。
その子と私は陰陽マーク(太極マークとも言う)みたい。
あの子が陽で、私が陰。
正反対に見えるのに、真ん中は繋がっていて共通点がある。
そんな相手。
状況は違うけど、向こうも家庭に問題があって満たされない気持ちを抱えてる。
陽のあの子は目に見えた問題児。
愛情に飢えるが故に、色んな相手に関わりたがる。
でも軽い人間関係しか知らない。
まだ若いのもあるのかもしれない。
そして簡単に離れていくような軽い人間関係しか知らないが故に、どれくらい傷つけても離れないかを試す行為をする。
一方陰の私は、限界まで自分の中でそういう飢えた気持ちを溜める。
だから表面上は問題がないように見えやすい。
でも内面は違って、長いことうっすい人間関係しか知らなかったし、愛情を試す行動もしたくなる。
抑えていたぶん、仲がよくなるにつれそれが過剰に出るようになって悲しい別れ(というか見放し)の繰り返しが私の人間関係。
根底が全く同じなんだ。
最初は真逆すぎてそれに気づかなかった。
毎回すごく傷ついて怒って。
そんな態度をしていたらどうなるか、親身に伝え続けた。
ある時ふと気づいた。
なんで自分は末路を知ってるのかって。
自分のことを話して、相手のことも知った。
私と同じだった。
環境は全然違うし、出し方も真逆で共感できない。
ただ、愛情に飢えての行動というのだけは痛いほどよく分かる。
だから私は、私が限界になるまでは見捨てないと決めた。
最初は大変だった。
精神的にキツい時期に何度も傷ついて、それを伝えてもイマイチ伝わらなくて。
それでも諦めずに何かあるたびに伝え続けて、離れなかった。
向こうもなぜか、重くて口うるさい私に色々言うも離れはしない。
だから私は、あの子の本質は表面上とは違うと信じた。
軽い人間関係じゃなくて、ちゃんとした信頼の上に成り立つ人間関係を知ってほしかった。
簡単に離れる関係は悲しいものなのだと。
信頼の元に成り立つ人間関係は、とても安心するのだと。
まだまだ怒ることは多くて、気苦労は絶えない。
でも鏡のようなあの子を叱ることで、私の中の子供の私もなんだかスッキリしたような気がする。
言いたいことを強めにハッキリ言えるのも、ストレス発散になってるのかもしれない。
更にあの子が理解してくれることで、喜びと共に私も一緒に変わっていこうと思える。
子が親を成長させるというのは、これに近いのかなと感じた。
願わくば、この奇妙で大事な関係が長く続きますよう。
まだまだ危うい毎日が綱渡り状態だけど。
楽しく話せた日は、心だけはとても充実してる。
精神的には強くて面白いくらい楽観的でポジティブだから、私には向いてるのかもな。
姉弟のような先生と生徒のような。
仲良しだけど単純に友人でもない不思議な関係。
こういうのもいい。
なんでこんなのと…なんて思う時もあるけど、こうやってメンタル回復に多大な貢献をしてると思うと、今出会うべくして出会ったのかも?
出会いって面白い。
これを書き残して読み返すことで、自分の支えにしよう。